anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

APDって知ってますか?

こんにちは。

お久しぶりです。

今日は少しショックなことがあったのと、それに関連することを書きます。

 

タイトルのAPDとは、Auditory Processing Disorderの略称で、日本語では「聴覚情報処理障害」と訳されます。

どういうことかというと、耳は音を拾っているんだけど、言葉が頭に届かないということです。

聴覚検査ではそれ何聞こえていて、難聴などではありません。

でも、耳から入った言葉が頭に届かず、結果として何を言っているのか、聞き取れない症状を言います。

 

とはいえ、いろいろな症状、程度の人がいるそうで、一概に「こういう定義」という者はなく、まだ診断方法や基準も確立されていないようです。

 

もう一つの特徴は、本人にあまり自覚がないことが多いこと。

私もそうですが、いままで「なんとなく耳は聞こえにくいのかな?」と思っていました。でも聴力検査では問題なく、あくまでも「なんとなく」というレベル。

あと、私は仕事で英語での会話、会議をする必要があるのですが、何人か以上の会話、例えば、食事中の雑談や、大勢での会議などで聞き取りが苦手です。

 

今から思い返すと、これは英語に限ったことではなく、喧噪のなかの居酒屋での会話とか、電話かかってきたときに隣でTVの音や会話の音があると、聞き取り辛いとか。思い当たることは多々あります。

 

今回、「やばい」と思ったのは、海外での会議に参加して、夜のディナーで大勢(100人くらい)が外人特有の大声で会話しているなかで、自分のテーブルをはさんで目の前にいる人との会話が聞こえなかったこと。

もちろん会話は英語なのですが、私には普段はわかる英語を話す人であるにもかかわらず、まったく内容が頭に入ってきませんでした。

 

帰国して色々ネットで検索したけっか、APDという症状とあまりにも合致することが多くて、びっくりし、また納得しました。

私の症状についてわかったことは、

①雑踏や喧噪の中など、周囲の雑音が多い中では聞き取り力が落ちること

②会話の最初の数語が聞き取れなくて、聞き返すことが多いこと。

 

仕事している中で、困ることは英語での会話くらいなのですが、これは年に数回発生するためすごくストレスになります。

対策として、

①できる限り喧噪の中で重要な話をすることを避ける。

②日常生活で睡眠をしっかりとり、ストレスを減らすこと。

③英会話については語彙力を増やし、曖昧ななかで聞き取りに頼る頻度を減らすこと。(これはすごく難しいです...)

④ノイズキャンセルヘッドフォンを試してみること。

 

まずは、④のノイズキャンセルヘッドフォンを買ってみました。

今までもそのたぐいのものは持っていたのですが、最近の高性能なものでどれくらい日常生活が楽になるか、試してみたいと思います。

SonyBoseか迷ったのですが、今回はSonyを選びました。

また、使い勝手やAPDの症状への貢献について、書きたいと思います。