anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

スパンスパン

ネットで、お風呂から上がった時のバスタオルについての記事がありました。
何かというと、家族でバスタオルを共有するか否かということです。

共有派は、
・家族なのだから共有すればいい
・何枚もバスタオルを用意しなくてもよい

個人派は、
・家族でもお父さんの拭いた後は嫌(特に娘さんの意見)
・ビショビショになるのが嫌

ということらしいです。
我が家は共有派です。
娘は今のところ文句言ってませんが、びしょびしょのバスタオルはやはり嫌で、適宜新しいバスタオルを使っているようです。

バスタオルを用意することは問題ないのですが、毎日のことで、何枚ものバスタオルを洗濯して乾燥させることはそれなりに大変。

で、以前から私が推奨しているのが、「スパンスパン」です。

これには歴史があります。
昔々、私がまだ中学生で部活のバスケットボールに勤しんでいた頃。
ある対外試合で近くの中学校に試合に出かけていました。
バスケットボールは夏でも蒸し暑い体育館のなかで走り回る競技。
当然大量の汗をかきます。
ポカリスエットなどで水分補給をして、タオルで汗を拭うのですが、拭いても拭いても汗は出てきます。

その時、相手中学の選手の一人が、人差し指で額や腕の汗を拭っている光景が目に飛び込んできました。
それはとても印象深い光景で、彼は器用に人差し指で汗を拭っては、ペッと汗を振り払い、また次の部位の汗を除去していました。
友達もそれに気づき、「あれすごいなー」と瞬く間に注目の的に。
当然、私たちの中で彼のあだ名が「ワイパーくん」になったことは言うまでもないでしょう。

自分でも試してみると、意外にも汗がうまく拭き取れて、ペッと払うことさえ問題なければかなり有効な方法であることが分かりました。
その後、それほど汗をかく機会は減っていきましたが、私は今でもお風呂からあがるときに、この方法を応用し、バスタオルで体を拭くまえに、ほとんどの体に付着した水滴を落とすようにしているのです。
これを家族にも実行するように言っているうちに、この行為を我が家では「スパンスパン」と呼ぶようになりました。
もちろん由来は、スパンと手で払うところからきています。

私はこれを必ず実行し、今のような冬の寒い季節は事前に水滴がなくなるので、気化熱で体が冷えることも最小に抑えられ、なおかつバスタオルの劣化(濡れること)も防げる一挙両得の方法です。

ただし、これを家族全員が忠実に実行しているかは疑問で、私のチェックのないところでは実行されていないこともままあるようで、気づくとバスタオルがビチャビチャになっていることもままあります。

まあ、これをあまりうるさく言うこともどうかと思うので、時々目の前でやっていないことに気づいたらゆるく注意するにとどめていますが...

今日は長々とお風呂上がりの「スパンスパン」についてでした