anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

修理価格

先日、長ーい通勤の私の愛用している、BOSE社のヘッドフォンが壊れてしまいました。
現象は、電源を入れて数分~数十分後に、「ガリガリ」という雑音が混ざるようになったのです。

このヘッドフォンは、QC3という機種で、ノイズキャンセリング機能のついた、市販価格3万円くらいのものです。私が買ったときは4万近くしました。
少し高いのですが、当時としては卓越したノイズキャンセリング機能のおかげで電車内でも比較的音が静かになり、ゆったりと音楽を聴きながら過ごすことができ、今ではなくてはならないものになっています。

今回故障したため普通のインナーイヤーのイヤフォンで数日過ごしたのですが、やはりQC3の快適さは捨てがたく、BOSEに修理を依頼しました。

電話で依頼したところ、サービスセンターに送ってくれれば確認して見積もりを出しますとのこと。

さっそく本体を送ってみました。

週末を挟んで見積もりが郵送されてきました。
内容は、内部の故障と外観上の劣化があるとのことで、修理は難しく、13080円で新品交換しますとのことでした。

私的にはBOSE製品だし、修理で1万前後の費用がかかることは覚悟していたので、この価格で新品に交換してくれるのであれば、うれしいことでした。(ただし、ケース等の付属品は含まれません)

業界は違えど、メーカーで仕事をしているので、このヘッドホンの原価は1万円以下でしょうね。

私もアフターサービスを担当する身として、お客様の立場に立って考えてみました。
はたしてこの、13080円という金額について。

私は、修理で1万円くらいの覚悟をしていたので、この価格は非常にリーズナブルに感じました。
その理由は、
1.すでに数年使用して外観も擦り切れた部分もあったので、本体が新品になることは歓迎
2.この製品に対する満足は高く、引き続き同じ製品を使いたいと思った
3.市場で新品を購入すると3万円はかかるので、13080円はリーズナブルと感じた
4.修理見積もりの連絡が非常に早く丁寧だった。

ということが挙げられます。

一方、巷の評価で、「対応が悪い」と感じる人はおそらく、
1.修理をするより新品交換するとは、ものに対する思い入れがないのでは?
2.修理金額が高すぎる。(普通のそこそこのヘッドフォンが買えてしまう。)

ということでしょうか。

満足して大事に使っているものだからこそ、修理に対する思いも大きくなるのかもしれません。
私は仕事柄、このような製品の修理は逆に部品代や交換コストが高いだろうなと想像できるので、この金額の新品交換は納得できます。
故障した製品は返却しているので、部品の再利用などをしていただければ地球環境にもいいのですが、どうでしょうか?

早く新品交換品が届くのが楽しみです。