anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

FSE

世の中にはさまざまな略語がありますが、FSE は Field Service Engineer の略として使われ、様々な機械のメンテナンスを現地で行う技術員をさします。
 
先月から再度仕事として選んだFSE、先日から某所でその第一弾として納品作業を行っています。
合計5台の機械を納品するために、海外からの技術者も加えて総勢7名で約1週間かけて設置、調整を行っていきます。
 
もちろん簡単な機械ではないので、そのうちの数台が動作開始次第、お客様へのオペレーショントレーニング(操作教育)も必要です。
 
私にとってFSEは久しぶりの仕事、20代、30代と管理職を目指して仕事をしていましたが、30代後半から管理職として技術的な仕事に加えて、人事、経理、総務の仕事が徐々に増えていき、いつしか自分が現場でドライバーを持って仕事する機会は減っていきました。
それに対して思うところはいろいろあり、必ずしもマイナスだけではないのですが、まだ40代のうちに、もう少し自分の力のすそ野を広げておきたいとの思いから、今回思い切って会社を変わり、FSEとして仕事をすることになりました。
 
実際に始まってみると、まずは搬入作業で汗をかき、1.5日ほどかかった開墾、設置、組み立ての作業でかなり疲れ果てました。
肉体的にはそれがピークなのですが、そのあとに続く調整作業はソフトウェアのインストールから始まり、ハードウェアの調整まで気の抜けない地道な作業になります。
ある程度慣れてしまえば問題ないのかもしれませんが、今回は日本人スタッフ全員が初めての納品になり、少しでもうまくいかないと時間がかかってしまい、講師の海外技術員に都度英語で聞かなければいけないために、脳みそも疲れ果てました
 
一人だけプライベートの用事があり日曜日は自宅に帰るのですが、ほかの6人はそのまま残って調整作業です。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 
でも足が棒になっても、疲労困憊しても、機械に直接携わっていることは楽しく、またお客様が設置作業のさなかに期待と不安の入り混じった目で見ておられ、時々会話をすることもあり、それは達成感をじかに味わえる仕事として充実できるものです。
 
早く設置を無事終了し、メンテナンスを通して貢献できるようにしたいと切に願っています。
これから7月いっぱいまで、この暮らしが続きますが、その間に1回、海外でのトレーニングが入る予定。
 
いろいろな意味で期待いっぱいです。
後は、少し痩せるかな?
ホテルの朝食がバッフェであることが多いですが、気をつけて炭水化物を多くとらないようにしています
 
今年は花見も無理そうだなー