anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

仕事の資質

3月から始めた仕事。
完全にFSE (Field Service Engineer)としての仕事なわけですが、4月からスタートした納品もやっと半分。

最初は全く分からなかった製品のことも、少しずつ理解できるようになってきました。

新規事業ということで呼び集められた10数名の人たちですが、その中でエンジニアとして作業を行うのは6名。
みなさんエンジニアとしてベテランで、阿吽の呼吸で仕事をこなしていきます。
バックグラウンドはそれぞれですが、得意なことを持ち寄りながら協力して作業を進めていくことは、つらいことがありながらも楽しく、転職してよかったと事の一つです。

自分よりも年配の人ばかりという環境で、色々勉強になることも多く、一つずつ身につけていきたいと思う次第ですが、自分のことも含めて仕事を行うに対する資質についても考えさせられることがあります。

もちろん40以上の転職組ですから、教えられなくても基本は理解して実行できることが前提。
工具の使い方、マニュアルの読み方、お客様との対応の仕方などはできて当たり前。

マニュアルについては海外製品なので当然英語なのですが、一つの項目について長いもので50ページ。短いもので3ページくらいあり、納品に必要な項目だけも30ほどあります。
全部を現場で読みながら進めることは事実上不可能なので、必要な項目だけピックアップして実行していくスキルが求められるわけです。

一番目の納品時は、海外からのトレーナーの指示とマニュアルに従って進めていったので時間がかかりましたが、今は慣れとカンニングペーパー(自分でとったノート)のおかげでほかのメンバーと一緒に作業が進むようになりました。

逆に、上記の能力が欠けていると、この仕事は進められないということになります。
できて当たり前の世界の中で、「できない」という人を一から教育する余裕はなく、やはりここも職人の厳しい世界といえるでしょう。

どんな仕事をするにしても、その道のプロとしてお金をもらっている以上、100%の仕事をこなしていきたいものです。

最後にツールは大事。
しばらくツールからは離れた仕事をしていましたが、久しぶりにツール専用ショップやホームセンターを回り、必要な工具を選ぶ作業はとても楽しく、仕事とはいえ楽しい時間をつぶしています。これで購入費を請求できるのですからすばらしい。

明日からまた旅の日々です。