anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

反原発はヒステリー?

先日の新聞記事。

 自民党石原伸晃幹事長は14日の記者会見で、東京電力福島第1原発事故を踏まえた原子力政策の見直しについて「あれだけ大きなアクシデントがあったので、集団ヒステリー状態になるのは心情としては分かる」と述べた。代替エネルギー確保の観点から「脱原発」の難しさを指摘した発言だが、表現が不適切と批判される可能性がある。石原氏は原発再開を巡るイタリアの国民投票を念頭に「国民投票で9割が反原発(だったので)、やめようという簡単な問題ではない」とも述べた。

まったく理解しがたい発言です。
現実に普段よりも高い放射能が降り注いでいるにもかかわらず、「集団ヒステリー状態」とは。
政府や学者は「安全・安全」と唱えていますが、少なくとも通常より高い放射線を浴び続けている国民に対して、万が一将来に身体的問題が発生したときは責任をとるという担保の元に発言してもらいたいと思います。
子を持つ親として、こどもの健康には気を使うのは当たり前のこと。
民主党もさることながら、自民党は今までの原子力政策の責任を取るため解散し、直接担当していた官僚共々刑事罰または民事罰を受けて欲しいです。

市町村の職員も、自分の身になって市民を守るために積極的に行動を起こして欲しいと思います。
学校での夏のプールについては毎年自己責任回避の観点から保護者のサインを求められていますが、今年は放射能の問題もあります。運動場、プールなどの放射線測定値をきちんと出して、それぞれの家庭に判断を仰ぐようにして欲しいと思います。

ちなみに私の働いている会社では、日本から送り返す品物についての放射能汚染を危惧しており、7月に到着する測定器で計測した後でないと送り返せないという判断を下し、現在倉庫に大量の箱がたまっている状態です。
あまりに大げさだと実務上困っていますが、東日本の現状とのあまりの乖離に呆れるばかりです。