anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

韓国版「流鏑馬」

自他共に認める中国韓国から距離を置いている私ながら、週末に韓国版の「流鏑馬」を見にいきました。イメージ 1

日本の流鏑馬は観た事ないので、比較できませんが、ルールは若干違うとのこと。

選手は7名で、一人だけ日本の流鏑馬の方が参加されていました。

でも、元々この日本の選手の方が韓国に呼びかけて、この日本での韓国版「流鏑馬」を開催したそうで、今回で3回目とのこと。

的が5つあり、駆け抜けながら的を射て、いくつあたったかを競う競技で、同じ大きさの的を2回、3種類の的が用意され、合計6回の試技で点数を競います。

面白いのは馬の駆ける速さはどうでもいいこと。
人(馬?)によっては全速で駆け抜ける馬もいれば、並足で駆ける馬もいます。
当然、ゆっくり走ったほうが的は当たりやすいわけで、「何でそんなに早く走るの?」状態の馬は???

まあ、迫力はあるのですが....

私たちは、毎回全速で疾走する馬を「暴れ馬だー」と楽しんでいました。

もうひとつ面白かったのは、的に矢が当たると的であるベニヤ板のようなものはバラバラになり、あたらないと矢は後ろに飛んでいくのですが、大会のボランティアスタッフの方が毎回、的の交換とバラバラになった的の回収、そして矢の回収を行い、次の競技者を待つわけですが、草むらの中に紛れ込んだ矢はなかなか見つかりません。

5つの的にそれぞれ2人のおじさん(地元の人?)と、1人のスタッフ(若者)が配置されているのですが、私が見ていた的の前の2人のおじさんが面白く、一生懸命矢を探すものですからどうしても時間がかかり、別の役員さんから、「いっつもこの的が遅いから早くしてー」と怒られていました。
でも、くったくのない笑顔で「矢が見つからないんだもんなー」と言っているおじさん2人。
ほんわかとした雰囲気で面白かった。
流鏑馬の競技とは別に、「今回はどのおじさんが最後だろー?」とか、
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別の楽しみがありました。

神社は紅葉がきれいで、地元のお店が屋台など出していました。

中国、韓国とは政治的に問題を抱えていますが、大きな気持ちでこのような地元に密着した交流が続けられればいいなと思いますね。

選手の皆さんはとてもさわやかで、好感がもてました。
多分彼らも、多少の不安をもって来日されていると思うので、少なくとも彼らは日本にたいして偏見に惑わされること無く日本の自然な姿を分かって帰国してほしいものです。

ちなみに競技の優勝者は唯一参加していた日本人の競技者の方でした。
表彰式の会場が大いに沸いたのは致し方ないことでしょう。