anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

新潟の民意

新潟で原発再開に慎重な候補である米山氏が当選。
このニュースを聞いてホッとしました。
原発だけが争点ではないし、100%米山氏の政策や経験を知っているわけではありませんが、少なくとも新潟の有権者が「原発再開は慎重に」と考えていることが示されたと思います。

選挙のニュースを見ていて一つ気になったことがあります。

今回は敗れた与党候補ですが、毎回自民公明の与党は「組織票」と呼ばれる組織を利用した選挙を行うことです。

この「組織票」、私には理解できません。
例えば農協とか、郵便局、学校?
こういったある程度まとまった企業、団体では、「この候補に入れてください」と指示されるのでしょうか?

まあ、公明党などはそもそもの組織があるのでそこはやむを得ないのかもしれませんが、前の選挙で本部の選挙方針に対して党員の一部が反発したというニュースもありましたね。

もし、私がそうした仕事上の団体に所属していた場合、そこからの要請に従うでしょうか?

もちろん個人の考えとそれが一致しているのであれば何も問題はありませんが、今回のように原発の賛成反対は仕事と直接関わるというよりは自分の住んでいる環境に重大な影響を与える問題です。

組織の指示に従って投票し、もし原発が稼働して事故を起こし、住むところや命に危機が訪れた場合、どう考えるのでしょう?

私は、小学校で習った社会の教科書に立ち戻って、「選挙は誰に指示されることでもなく、自分で考えて判断して投票する人を決める」ことが大事だと思います。

水俣で、福島で、東京で、そして過去には戦争で国民を裏切り続けたものを、いつまで信じるのでしょうね?