anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

お餅つき

秋ですね。
めっきり朝晩は寒くなってきました。
お月見は終わりましたが、お餅つきの季節です。

ということで恒例のお餅つきが市民祭りにあわせて行われました。

保育園の親が材料と労働力を供給し、売り上げを保育園にカンパするという自虐的なイベントですが、まあ楽しくて一日を満喫出来るのであればいいでしょう。

イベント自体は今まで見たこともないような売れ行きで、作っても作っても飛ぶように売れる事態に。
残念ながら杵つきの伝統的なペッタンペッタンなので、大量生産は出来ません。
二つの臼を出来る限り効率的に運用して生産するのですが、なにせもち米を蒸すところからなので、時間がかかります。
売り場には長蛇の列が出来ているのですが、こればかりはいかんともしがたく、怒涛のごとく完売で終了してしまいました。

なかなか売れないいつもの状況ではそれほど問題にならないのですが、今回は今まで見えなかった問題も明らかに。

つき上がったお餅は、からみ(大根、しょうゆ、青海苔をまぜたもの)、あんこ、きな粉にそれぞれ味付けされてパックずめされ、お客様に売られていくのですが、待っていただいているお客様の要望する味と、作っている味が一致しないことがあるのです。
「さっきはきな粉が足りなかった」という思い込みできな粉を作ると、実は売り場ではあんこを待っていたということが発生。

たかがイベントの模擬店、されどそこには社会の縮図が横たわっているのです。

じゃあ、『連絡を密にして、的確に需要を確認してから味付け作業をすればいいじゃん』と思うのですが、そこにはまたお母さん方の複雑な人間関係なども絡んできてしまうわけです。


まあ、そんなかんなで反省点はあれど無事イベントは終了。かなりの額の売り上げも記録したようです。

私自身は鎖骨骨折の傷が癒えていないのでもちろん餅つきは出来ません。
ペッタンペッタン前の「こね」という作業まで出来る限りやらせてもらうことで我慢。
でも、「つけない」となると「つきたい」と思ってしまうものですね。
いつもなら「そろそろやっとかないと順番的にやばいな」という思いで手の皮の心配もしながらやっていたのですが、出来ないとつらいものです。

終了後は片付けを終え、お父さんたちの反省会へ。

ところがここにも鎖骨骨折は影を落とします。
妻との約束で当面はイベント等でのお酒を控えることになっており、みんながビールや焼酎をおいしそうに飲んでいる中、私はウーロン茶と炭酸水でがまん。

晴天の中、なんとなくストレスの溜まったような休日の一日でした。

そういえば、自分たちでついた餅、味見しかしなかった。