anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

読書の秋

最近、本を読まなくなってしまいました。

「読まなくちゃなー」という思いはいつもあるのですが、どうしてもスマホに時間を使ってしまいます。
来月からまた毎日の電車通勤が始まるので、本に戻ろうかな。

で、本日のお勧め図書、
詩人のアーサー・ビナードさん著の「知らなかった、ぼくらの戦争」
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日本人にとっての最後の戦争は、おそらく10人中9人の人が、「太平洋戦争」、または「第二次世界大戦」と答えると思います。

戦後70年という言葉も、違和感無く受け入れることができます。

でも、世界的には、ベトナム戦争、イランイラク戦争アフガニスタン、そしてISとの戦争。
日本が大きく関係している朝鮮戦争

ビナードさんの母国、アメリカを基準にすると、今は戦後ではなく、戦中なのかもしれません。

憲法改憲推進に賛成している人たちは、日本が平和ボケになっていると指摘していますが、真実は覆い隠したまま、北朝鮮や中国との戦争の危険性ばかりあおりたて、偏った情報を繰り返し刷り込んでいます。

この本を読むと、太平洋戦争についての新しい認識が生まれると同時に、今の日本に必要なことを、考えさせられることが必至。
目から鱗の解釈もあり、大推薦の一冊です。
ほとんどの部分が、戦争体験者の方々にインタビューした形式なので、毎日1話ずつでも読み進めることができます。

これから改憲論が高まっていくであろう前に、ぜひ読んでみてほしいです。