anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

普通自動二輪免許

普通自動二輪免許の卒業検定、なんとか合格しました!!

50を目前にしたおじさんにとっては、かなりハードル高かったんですが、何とか一発合格できました。

二輪の免許はずっと取りたかったのですが、サラリーマンではなかなか時間的に厳しく、こんな年齢になるまで取り掛かることができませんでした。

まだ上には大型二輪がありますが、まあ、400cc以上のバイクに乗ることはないと思うので、教習所に通うのも、これが最後になるかな。

今回、教習所に通っての感想など、忘れないようにしたためておきます。

普通免許を取ったのは30年以上昔なので、もう忘れました。
でも、丸一日空いているからといって、何時間も時間が取れないのは昔も今も同じ。
自動二輪の場合は、1段階は一日マックスで2時間、2段階で3時間になります。
でも、基本ペアでの教習になるので、自分が希望する時間にもう一人予約を入れていることが前提。

そういう条件をクリアして、初めて予定が入るので、合宿でもなければ早くても1ヶ月くらいはかかりそうです。
ちなみに、普通自動車免許を持っている場合、技能は17時間、学科が1時間でクリアです。

バイクの場合、路上教習はないので、すべて教習所内での走行になり、1段間、2段階をクリアするために、「見極め」と呼ばれるテストがあるのは、今も昔も同じ。
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さて、毎日の通勤などで原チャリに乗っている私ですが、最初に400ccの教習用バイク、ホンダのCB400に乗ったときは、「重い」、「デカイ」、「動かしにくい」でした。

自転車とはもちろん違うし、原チャリともまったくちがう操縦感覚です。

時間をこなしていくに従い、慣れていきますが、すぐに「課題」に直面することになります。

ちなみに、前後についている色とりどりのランプは、ギア選択、ブレーキ操作の状況を表示するためのもので、トレーナーから、「3速入れてー」とか、「ブレーキ早やすぎー」とか指摘されるものです。

課題とは、「見極め」はもちろん、最後の「卒業検定」でクリアしなければいけないいくつかの障害です。

一旦停止からの発進や、減速してカーブなどはもちろんですが、「一本橋」、「スラローム」、「S字」、「クランク」、「坂道発進」、そして「急制動」と挙げるとするとこれくらいでしょうか?
(上記は400cc以下のバイクが運転できる普通自動二輪に関してです。)

このなかで、50前のおじさん視点で苦手だったのは、「一本橋」、「クランク」、「坂道発進」 と「急制動」ですかね。

まずは「一本橋
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これは30cm幅の「橋」を15m走行し、落ちることなく、7秒以上かけて、つまり出来るだけゆっくり通過するという課題です。

私も最初、なかなかうまく出来ず、ネットで検索していると、年を重ねるほどに苦手になっていく課題ナンバー1だそうで、少しへこみました。

バランス感覚、やはり若い人のほうが得意なんですね。

試行錯誤した結果、一般的に言われる、「ニーグリップ」、「目線を先に」、「ハンドルで左右のバランスをとる」ということ以外に、私適にすごく役立ったアドバイスがこれ。
「姿勢をただし、ステップの上に立つ感覚で、お知りを1cmほど浮かす」
このアドバイスを実践したところ、ステップの上に立つことで体重の重心が下にいき、安定するようになりました。
あとは、「鬼の半クラ」、結構難しいので、私はクラッチつなぎっぱなしで、速度はフットブレーキで調整。

これで最初50%を切っていた成功率が80%以上に改善しました。
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「クランク」は狭い2箇所の直角カーブを低速で左右にあるパイロンに触ることなく通過する課題。

最初は少し手こずったのですが、ここで実践すべきは、

1.コース取り
2.1速固定
3.半クラフットブレーキで速度調整

の3点です。
2と3は低速走行時のお約束なのですが、1は大事です。
次に曲がることを考えて道路の真ん中あたりから入ってしまうと、内輪差で、パイロンに接触してしまうことがあります。右上の写真はインターねとから借用したものですが、このように左のパイロンに触れない程度に外側から狙っていけばほぼ通過できます。

これはマニュアルの普通車と同様、上り坂途中で停止状態から、後ろに下がることなく発進するもの。
現実に運転しているときでも、発生しうる状況なので、後ろに下がると危険ですね。
(まあ、最近はATばかりなので、必要ないのですが…)
文字で書くと、「フットブレーキをしっかり踏んだ状態で、少しアクセルをふかし、半クラ状態でエンジン回転が少し下がったところでフットブレーキを緩める」 なんですが、私はここでよくエンストしました。
検定のときは、4回までエンストOKといわれましたが、1回でもエンストすると焦ってしまいますよね。

私なりのコツは、少し思い切ってアクセルふかしといてやること。2、3千回転くらいまでは余裕です。
考えることは、
1.クラッチはあくまでも半クラ。つないでしまわないこと。
2.エンジン音に驚かないで、冷静に半クラ維持してフットブレーキ解除

急制動
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右図のとおり、停止位置からスタートして、40km/時以上の速度をだしてからブレーキ開始を通過後ブレーキ。
晴天時は11M以内で停止しなければいけないという課題です。
最初の頃の私の課題は以下のとおり。
1.40kmまで出すのが制動開始地点ぎりぎりになる
2.フットブレーキをかけすぎて後輪ロック状態

ということで、私の心がけたコツは以下のとおり。
1.思い切って2速で45kmくらいまでスピードアップ。
2.3速に入れて制動開始地点を通過
3.フットブレーキとフロントブレーキを同時にきかす

晴天時であれば11mは楽勝で止まれる距離です。
フロントブレーキも、思い切りガツンとかけない限り、転倒したりはしませんので、恐れずにテストしましょう。
まずはギアチェンジであせらない様に45kmをだして、あとはエンぶれかけながら止まりましょう。

後は、検定の日に雨が降らないよう、天の神様に祈るのみ。

と、書いてしまえば簡単そうなのですが、検定時はガチガチに緊張し、スタートしたら頭の中は真っ白になってしまいました。
実際の検定後、ウィンカーの戻し忘れを指摘されてしまいましたが、頭真っ白だった証拠ですね。

これから、普通自動二輪を取りたいという中年の皆様。
練習すれば道は開けます。
YouTubeなどを検索して、自分にあったアドバイスを見つけて、教習所でトライしてみることが大事だと思いますよ。
それから、教習中に検定しているシーンに出くわすこともあると思いますが、積極的にアドバイスを求めるといいです。皆さん自分なりのコツや、バイクの癖など教えてくれたりしますよ。

以上、アラフィフおじさんの普通自動二輪、免許取得の経験でした。

最後に、この記事の中で使用した写真、著作権などありましたらごめんなさい。メールいただけたら削除します。