製品は→こんな感じのコンパクトなストーブ。
中に薪を入れて燃やします。
メリットは右側の黄色い部分にバッテリー、モーター、熱交換発電器、ファンが入っており、ファンによって風が左側の燃焼室に送られて燃焼効率を上げるというものです。
焚き火で、常に団扇で煽っている状態でしょうか。
優れているところはバッテリーを燃焼によって得られた熱を電気にもどして充電しながら燃やすこと。
実際に使ってみると、小枝など燃えやすい燃料と丸めた新聞紙などを一緒にいれて、火をつけ、スイッチON。
すると新聞紙が勢いよく燃え出し、ほどなく小枝に火がつきます。
すぐに火の勢いが最大になり、トルネード状態で炎が上がります。
手を上にかざしてみるととても熱く、かなりの熱量が出ています。
そのうちに正面、USB端子上部のLEDがオレンジからグリーンに変化し、余剰電力ができたことを示し、この段階でiPhoneを接続すると充電状態になりました。
試しに10分くらいそのままにしておくと、10%くらい充電量が増えていました。
問題としては、
①燃焼室が小さく、小枝しか入らないので、燃焼効率が高いこともあってすぐに燃え尽きてしまい、燃料の補充を頻繁に行わなければならない。これは上に鍋などを乗せてお湯を沸かしたりする際に、頻繁に鍋を下ろして燃料の補充を繰り返さなければいけないことを意味します。
となりでBBQをやりながらこのストーブの面倒をみているとそれだけで忙しく、他のことができませんでした。
②熱交換器が燃焼室内部に突き出ているので、燃料を入れる際に気をつかう。
③何度か燃料の薪を補充していると、そこに灰や燃えかすの木が積み重なってきて、燃焼を妨げる。
この対策としてはストーブを逆さまにして中の灰などを出してしまえばいいのですが、熱いので入れておく場所が必要になります。
④コンパクトなので、「焚き火」としての満足感が薄い。
⑤専用のゴトクが小さく、地面に置いておくとどこにいったかわからなくなる。(何度も見失いました…)
といったところでしょうか。
BBQのために炭を起こすには十分の火力があるので、別途済おこしや点火剤などは必要ありません。
チェンバーの上に、炭を網にのせて置いておくとしばらくして炭の準備ができます。
お湯もすぐに沸くので、簡単な料理はこれで十分可能です。
ただし、既に十分荷物が多いので、焚き火台を買おうかどうか自然キャンプ派としては悩みますね。
このアイデアを使った焚き火台なんかも面白いかも。次の製品に期待です。
ちなみ値段は楽天ショップで14900円と少しお高いストーブです。