本日のニュースで、教科書検定で特定の教員に事前に教科書採択に関わる確認依頼をし、謝礼を渡していたという記事がありました。
しかも、文科省はその事について特段の影響はなかったと判断したとあります。
何という甘い認識、身内への甘さ。
国会議員が議員定数や本人の待遇などに踏み込めないのと同様、官僚と公務員の認識の甘さがはっきりとわかる出来事だと思います。
私は某製薬会社に籍を置いていますが、昨今のコンプライアンスに対する取り組みはかなり厳しいものがあり、過去の製薬会社と病院、医師、監督官庁との癒着はほとんど無くなったと考えています。
本来自ら矜持を正すべき公僕の方々がこの有様では、いくら民間で努力してもなし崩しにその努力は消失していくでしょう。
マスコミ、検察はこうした問題に独立厳正に取り組み、きちんとした対処をして欲しいと思います。
先日の高浜原発の使用差し止め仮処分を決断した裁判所を見習ってほしいものです。
