さて、エンジンストップはとりあえず動き出したことで解決。
「次の給油まで、できるだけ足を延ばして目的地に近づこう!!」と思い、まずは三島→沼津と順調に歩を進め、気づくとカーナビに言われるままにバイパスらしき道路に。
ここは、信号なく、2車線時々1車線という感じで車も70~80km/H以上で走っています。
「うん、これなら距離を稼げるぞっ」と他の車に負けないように、でもエンジンストップの恐怖もあるので無理しないように走っていたのですが、ふと気づくと、標識が緑色になっていることに気が付きました。
今回、125ccバイクなので、Yahooカーナビの設定は、「高速道路、有料道路を避ける」に設定してあります。
「んっ? これって高速じゃないの?」と疑問を感じ、無料道路であることをいいことに、いったん本道から側道におりてみることに。
するとすると、なんと、「原付走行禁止」の文字が。
要するに、自動車専用道路は125cc以下のバイクは走れないということでした。
うーん、これは困った。
この時、まだ気づいていなかったのですが、カーナビの設定は、「高速道路、有料道路」を避ける設定にしたので、なぜ、走れない道路をナビが指示するのか分かっておらず、「仕方ない、下道走ってたらナビもそちらをフォローするだろう」と考え、しばらくナビの指示を無視して、西に向かって走ったのです。
しばらーく10kmくらい走っても、相変わらずナビは、「どうやってもさっきの自動車専用道路に戻れー」という指示をやめようとしません。
ここで、ふと気づきました。
「ナビは、125ccのバイクでおじちゃんが走っていることは知らないのかもしれん」と。
後で調べたのですが、やはり、グーグルナビもYahooナビも、125ccのバイクのことは一切考慮せず、「ただでサクサク走れる道があるから、こっちは知りなー」とひたすらバイパスを指示していたのでした。
まあ、そりゃあそうですよね。車に乗ってれば、もちろんありがたく間違いのない指示でございます。
この時点で場所は浜松の少し手前。
気づくといつの間にか1号線?がバイパスになっていることに気づいて降りる→下道を適当に走る→迷う→またバイパスに乗ってる を繰り返し、湖西市→豊橋市→蒲郡市→西尾市→安城市→刈谷市 と、迷いながらフラフラと下道をひたすら西北へと移動しました。
ここはとてもつらく、時間を浪費したと思います。
でようやく名古屋に入り、23号線を西進することができました。
失敗からの教訓、「125ccでの長距離ツーリングは、やめたほうが良い」ということです。
近所の足としては申し分のないバイクで、お財布にも優しいのですが、長距離をバイパスを使って遠くまで行くには不向きです。
最後の写真は滋賀県の421号線のトンネルを出たところでの1枚。
トンネルの中、めちゃめちゃ寒くて、アクセル持ってる右手が痛くつらかった。
こうして、トータル550㎞を超える125ccのバイクの旅はようやく終わりを迎えました。
合計、15時間半、ほとんど休憩なしで走り続けたため、この日1日はほとんど寝ていたのは言うまでもありません。
帰りを考えることが怖いです。