anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

危機管理と引き際

こんにちは。

ずいぶんお久しぶりです。


2月ごろから新型コロナが発生して、すでに10ヵ月が経過しました。いろんな経緯があり、様々な情報が明らかになりました。


ゴートゥートラベルや、ゴートゥーイートなど経済振興のキャンペーンが始まり、またそれがコロナの蔓延により中止に追い込まれた経緯を考えると、日本の苦手なところが見えてきました。


1つ目は、失敗を恐れて先手先手の対策が取れないこと。マスクや除菌グッズが、市場から消えた事は記憶に新しいことです。国としてPCR検査やマスクの供給などをうまくコントロールできた国もあれば、日本のようにうまくいかなかった国もあります。


2つ目はメリハリをつけて、新型コロナ対策と経済振興をうまく共存させられなかったこと。どちらも中途半端で、結果的に担当している政府や民間の方々の努力とは裏腹に国民の満足は得られませんでした。


3つ目は引き際の管理がうまくできないこと。太平洋戦争末期の政府や軍部の状況と同じく、うまくいかなかったときの対応をきちっと決めていないことにより、大きな犠牲を払ってしまう事は今も昔も同じだと感じました。


戦争の反省から、平和憲法を作り、国際社会に向けて平和な社会を作っていこうと言う理想から始まった戦後の日本ですが、1番変えなければいけないところは何も変わっていなかったのだと思い知らされました。


他国が素晴らしく真似をしなければいけないと言うことでは無いですが、日本の長所短所をしっかりと見据えて、変わっていかなければいけない事は集中努力して変えなければいけないと思います。

コロナだけではなく、日本のこれから起こってくる様々な問題に対処するため、これからの10年が踏ん張りどころかと思います。私もこれから働けるのは、定年まではあと十数年。自分にできることを精一杯やって、少しでも子供たちやこれから生まれる孫達に良い社会を提供できるよう、努力したいと思っています。


きれいごとだけではうまくいきませんが、このままではダメだと言う危機感を感じています。