anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

疎開(?)などなど

息子の中学入学準備に、契約ショップ(?)に外履きの運動靴を買いに行ったときのこと、

お店で品定めしていると、娘さんが中学3年くらいの親子が入ってきた。

「市役所から連絡した○○ですけど」とお店の人に声をかけられた。

言葉遣いからして東北弁。

お店の人はすぐに気づいたようで、「聞いてますよ。どこからですか?」

南相馬です」

どうやら、震災と原発で非難して、桶川で娘さんが中学校に通うことになるらしい。

埼玉では、早くからスーパーアリーナなどで被災者の受け入れを行っており、ニュースなどではよく見ていましたが、恥ずかしながら実際に非難している人に遭遇するのは初めてでした。

聞くと、家や家族は無事だったものの、原発の関係で非難を余儀なくされているということ。

確かに当面は体育館などで避難生活をしてこられたんでしょうが、長引く避難生活では、学校にも通わなければいけないし、指定のジャージなども必要。もしかしたら制服とかもないかもしれません。

今回の息子の入学で、制服やら何やらで7,8万円費用がかかっています。そんなお金が被災者の方々にも必要。義援金が億単位で集まっていると報道されていますが、いくらあっても足りないのではと思ってしまいます。

この土日は息子の中学準備と、車のタイヤ交換で終わってしまいましたが、そんなありふれた日常を過ごせている自分達に改めて感謝するしだいです。

お店で会ったあの親子も、しばらくの間だけでも桶川の人たちの中で、快く過ごしていただけることを願わずにはいられませんでした。