anasian’s diary

ある、アジア人の日常、ふと思う事など、徒然なるままに

手術日当日

金曜日は手術当日です。
予定はオンコールと言って、前の患者さんの手術進行結果次第、つまり時間が特定されない状態です。
今回は2時から5時の間と言われていて、家族は一応3時に来てくれという事でした。

前日の夕食を病院でとって、夜9時以降は絶食。飲み物も当日朝の10時までに200mlだけということです。
朝、看護師さんにお茶をお願いすると、正確に200ml測ってくれました

そこから徐々に手術への準備が始まります。

点滴のために右腕上腕部にポータルを作って点滴開始。

手術着への着替え。
下着はふんどしのようなものです。
念のため聞いてみると、女性も同じだそうです。

それから足のむくみ防止用靴下の着用。これは膝下までの長い靴下で、ピッチピチで、指のところに穴の開いたもの。
穴は酸素飽和度測定器をつけたり、場合によっては血をサンプルするのに使うそうです。

しばらくすると麻酔科の先生が来られて聞き取りと説明。

午後になると、そわそわして来ました。
簡単な手術とはいえ、肩を切開してバラバラになった骨をまとめて金属プレートで固定するわけですから。

最後の傷のない肩を、携帯で自撮りしておきました。
まあ、シミだらけの親父の肩ですけどね。

3時になっても連絡は入らず、妻に「まだ連絡ないから大丈夫だよー」と連絡を入れます。
妻は仕事中ですが、仕事場所が病院から車で10分のところなので、安心です。

4時になって、看護師さんから「そろそろ家族の方を呼んでください」と言われて妻に連絡。

点滴も抗生剤が追加になったり慌ただしくなって来ました。

言葉は悪いですが、死刑囚の死刑当日の気分に似てるかもしれません。
まあ、確率は低いけどショック死することもあるので、あながち間違いではないかもしれません。

5時過ぎに、いよいよ手術室へ。
今回は手術室の中まで歩いて行って、自分で手術台に横たわります。

麻酔科の先生や整形の先生と話しながら、マスクを装着。
「深呼吸してください」と言われて10回ほど深呼吸すると、意識が薄れていきました、、、、、、、、、、

目がさめると病室に戻っていて、妻と娘が居ました。

手術は無事に終わったようです。
「あー、死ななかった」と思いましたね。

しかも、前回の盲腸の時と違い、気管挿管もなし。
酸素マスクは付いていますが快適さは雲泥の差です。
後で聞いたのですが、この時は座薬のボルタレンという鎮痛剤が処方されていて、痛みは緩和されていたようです。

20時過ぎに妻と娘が帰ったので、そのまま寝てしまいました。